おむすびTIMES

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第二十一回 おむすびや in HAWAII(2003年11月)
「我が子のようなおむすびの具」
原稿執筆:いやすめ・とんすけ(大竹俊之)

おむすびの中に入れる「具」を仕込みながら思うことがあります。具はすなわち、おむすびのメニューそのものです。 梅、こんぶ、おかか、しゃけ、明太子、牛肉時雨煮、じゃこごま、ツナマヨ、シャケマヨ・・・。みんな我が子のようにかわいく思えるのです。 梅は手で一つひとつ種をとって一口サイズに実をむいています。こんぶは、むすびやすいように食べやすいようにはさみで細かく切っています。おかかは、醤油、みりんにもう一つの調味料を加えて味に一工夫しています。鮭は、キングサーモンを丸ごと一匹焼いて、手でほぐして味付けしています。明太子は少しだけピリ辛に味付けをしています。牛肉時雨煮は、しっかりと煮こんで自家製佃煮に仕上げています。白いご飯に相性はぴったりです。じゃこは、白ゴマとの相性はぴったりです。シャケマヨには隠し味に醤油とあるものを少々。ツナマヨにも醤油を少々。
最後にスパムむすびのタレですが、いたって簡単。醤油とみりん、砂糖を一定の割合で味付けしています。スペシャルオーダーで、シソ巻きスパムむすびもグッドです。 暖かいお米と香り豊かな海苔に包まれて具は皆様によろこんで食べていただけるのを待っております。お客さまと具をむすぶのが、おむすびをむすぶ結び手なのでしょうか。
今日もおむすびやは元気です。

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