第二十六回 おむすびや in HAWAII(2005年一月)
「年が明けてもこつこつとやっていきます」
原稿執筆:いやすめ・とんすけ(大竹俊之)
新年明けましておめでとうございます。2005年がやってきました。おむすびや・いやすめも五年目を迎えることができました。皆様のおかげと心から感謝しております。
夫婦2人でひっそりとはじめたおむすびやも少しずつ認知していただけるようになりました。本店は、今でもそうですが、外に看板もなく外からはどこにあるのかわからない中で、諺の通り、『砂の上にも四年』がんばってきました(洒落ですが、ワイキキサンドビラということで)。。。
この四年の間にとても増えたものがあります。子供が二人産まれて家族が増えたこともありますが、それ以上に増えたのが鍵なのです。当初は家と店のものだけでした。二年ぐらいはこの二本で足りていたのですが、二号店を開いたころから、徐々に鍵が増えていきました。三号店、ダウンタウンのお店(十一月末に閉店)、倉庫の鍵などなど。
でも、思い返すと店舗が増えたからという理由以外に、よく泥棒に入られて、その結果、セキュリティを強化してきたためなのです。気がつけば首にジャラジャラ、ポケットにごそごそ。今年は鍵が増えない状態でいきたいものです。
鍵といえば、今年のおむすびやのキーワードは?昨年はとてもたくさんの日本食レストランができました。日刊サンの求人欄はいつも求人広告が掲載されています。おむすび・いやすめは手作りが売りです。だからおいしいものを追求できる優秀な人材がほしいです。もちろん給料が多いにこしたことはありません。でもそれ以外にやりがいのある動機付けとは何だろうか?大きな会社にはまったくもってかないません。でも、しっかりしたルールと明確なキーワードがあれば、きっと優秀な人がいっしょに働いてくれると信じています。それは、ワイキキ一、おいしいおむすびを作ること。ワイキキ一、おいしくてリーズナブルなお弁当を作ること。そうなのです。今年のキーワードは、おむすび専門店にとっての“ワイキキ一”を目指すことなのです。
五年目、初心に戻って、今年もおむすびや・いやすめは、元気です。
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